ホテル業界の面接でよくある質問10選!正社員&アルバイト面接(高校生含む)での質問や対策を紹介

ホテル業界を目指すみなさんが書類選考を突破した先に待っているのが面接です。アルバイト、就活、転職でも必ず面接があります。面接で準備するべきことやホテル業界の面接でよくある質問を理解し、万全の準備で面接に臨みましょう!

記事の目的
面接時のマナーや質問、対応方法を理解し、面接の準備を整える

なぜ面接をするのか?

面接を控えているときは非常に不安になりますよね。しかし、書類選考を通過し、面接の案内をされたあなたは志望するホテルから、「あなたがどんな人か気になったので話したい!」と言われたも同然です。面接に対する準備と志望先ホテルに「入りたい!」という確固たる思いがあれば恐れることはありません。堂々と面接に臨みましょう!

ゴールは「一緒に仕事をしたい!」と思ってもらうこと

面接では、志望するホテルに採用してもらうため、しっかり自らをアピールする必要があります。ここで意識したいのが、面接する側(ホテル側)にとって最も重視しているのは人柄ということです。つまり、面接で話していて「この人と一緒に仕事をしたい!」と感じてもらえるかどうかが合否を分けます。

ホテル業界に就職している人は

協調性がある人(ホテル運営はチームプレイ!)
・語学力がある人(英語で接客できたら重宝される!)
・接客が好きな人(ゲストと親しくなれる!)
・観察力がある人(気遣いができ、ホテルのイメージアップ!)

これらのいずれかである事が多いです。

自らが志望するホテルへの就職を強く希望し、仕事に対する姿勢や人柄もそのホテルの求める人物像に合っていることを面接を通してアピールしましょう。

「一緒に仕事したい!」と思ってもらうことがあなたが目指すべきゴールです!

面接時の身だしなみ

面接に臨むときにまず気になるのが面接時の身だしなみでしょう。

この点については基本的に他業界の面接と同じです。面接に限らず、人間関係というのは第一印象が非常に大事です。ましてやホテル業界は接客業ですから、特に気を遣わなければいけません。

以下4点に気を付けましょう!

服装・靴

服装・靴ですが、これは各ホテルの指定に沿い、指定がない場合はスーツと革靴またはヒールです。色は黒が基本で、スーツはリクルートスーツが最善です。

しかし、最近ではビジネスカジュアルと指定される場合があります。

この場合

体のラインが出すぎたり、露出の高い服は避ける
・派手な色や素材、柄物は避ける
・高すぎるヒールや歩くときに音が出やすいパンプスは避ける

を守りつつパンツ、シャツ、ジャケットの3点セットで問題ありません。

なお、面接で着用する服が原因で、清潔感がないと感じられてはいけませんから、事前にアイロンやクリーニング等をしてきれいな状態で面接に臨みましょう。

髪型

髪型が原因で面接官に悪印象を持たれてしまうのは非常にもったいないことです。
目立たない髪色、すっきりした髪型にしましょう。

具体的には、眉毛と耳が見える髪型にすると、面接時に顔全体が見え、爽やかさが伝わったり、表情が伝わりやすく、面接官の印象が良くなるのでおススメです。

面接用の髪のセットに自信がない場合は事前にヘアセットの練習をしておきましょう。

最近ではYoutube等で就活用の髪型セットの動画が多く上がっていますので、それらの動画を参考にしながら練習をしてみましょう。

当日ぶっつけ本番は100%上手く行きませんし、髪型に気をとられて肝心の面接に集中できなくなる可能性もあるので、余裕をもって準備しましょう。

化粧・ネイル

ホテル業界での就職面接において、化粧とネイルは重要なポイントです。

まず、化粧については、控えめで清潔感のあるメイクが好ましいです。接客業に携わる人としては自然な印象が大事であり、派手なメイクや強調しすぎたカラーは避け、第一印象で悪印象を持たれないように注意が必要です。

次に、ネイルについてです。書類を手渡すときや面接中に爪が見える機会があります。

こちらも清潔な印象を持ってもらう時に必要です。ホテル業界では清潔感が求められるため、爪は適度な長さ(1〜3mm程度)に整え、ベージュや薄いピンクのような控えめな色にしましょう。ネイルが派手すぎると、お客様からの評価が悪くなってしまう可能性があります。

大切なのは清潔感

ここまで事前の準備に関して気を付けるべきことをお話しましたが、いかがでしょうか?これらの事を意識すれば、面接時に身だしなみ関係で印象が悪くなることはないでしょう。

面接時は清潔感が命です。

これは面接時のみならず、ゲストの接客をする際や、他の人と会う際も同様です。社会人の基本となる清潔感という考え方は常に意識するようにしましょう。

その他の身だしなみに関しての注意事項として、たとえ目立たなくてもタトゥーがある状態でホテル、特に大手のホテルや旅館の面接に行くことはやめましょう。まず採用されることはないです。

最近では若者向けのホテルで目立たない部分のタトゥーを許容する例も見られますが、日本のホテル業界に就職するにあたっての風当たりは非常に強いでしょう。

面接時のマナー

面接に臨む際の身だしなみの注意点を理解したところで、次は面接時のマナーについてお伝えします。

以下の面接時のマナーをしっかり押さえましょう!

第一印象

面接会場には約5分前に到着するようにしましょう。

そして会場に着いたあとですが、面接はホテルに入った時点で開始されていると考えてください。面接に当たって受付や清掃員、宿泊されているゲストに会うことがあるかもしれません。

彼ら彼女らはもし自分がそのホテルでホテリエとして働くことになった際に共に働く仲間やおもてなしをする相手です。丁寧にそして優しく接するようにしましょう。

某カフェの面接でよくあるような、面接後に他のスタッフに面接者の印象を聞いて合否の判断材料にする例のように、もしかしたらあなたを見ているかもしれません。第一印象は極めて大事な為、ホテルに入ったときからマナー、所作に気を付けましょう。

言葉遣い

次に言葉遣いです。ホテル業界はサービス業です。

接客が命となるこの業界では言葉遣いに特に気をつけなければいけません。カジュアルすぎる表現になっていたり、二重敬語、言葉の意味をはき違えて使っていたりするのはNGです。

事前によく使う表現などは正しいかどうか調べたり、目上の人と話すときに正しい敬語を使っているか意識してみたりして普段から、気を遣いましょう。

面接でも正しい言葉遣いができ、面接官に好印象を持っていただけるでしょう。

面接の所作手順

次に所作です。これに関してはどの面接でも基本となる知識ですので必ず押さえましょう。

1.入室

ドアを開ける前に3回ノックをし、面接官から「どうぞ」と言われてから、はっきりとした声で「失礼します」と言いドアを丁寧に開けましょう。

入室したらドアの方向に向き直り、ゆっくり両手でドアを閉めます。

2.面接中

面接室に入ったら基本的に面接官の指示に従いますが、何も言われなかった場合は席の横に立ち、名前や所属を言い、最後に「本日はよろしくお願いします」と言います。

その後、「おかけください」と言われたら座りましょう。
なお、この時の姿勢が悪いと悪印象を持たれてしまうので注意しましょう。

荷物の置き場所が指定されたらそのタイミング、言われなかった場合は席の横に置きましょう。

3.退室

面接が終わると席の横に立ち、「ありがとうございました」とはっきりした声で言います。

その後、ドアの前でもう一度面接官に一礼し、丁寧にドアを開けた後、退室をします。

面接でよく聞かれる質問10選(社員編)

面接にあたり、内容以外の準備はこれで完了です。ここからはいよいよ面接の内容に関する準備をします。

ここでは事前の書類を作成したときに、自己分析・企業研究が十分に行われている前提で話を進めていきます。自己分析・企業研究がまだ十分に出来ていない場合は「ホテル志望動機」の記事で準備をしましょう。

1.自己紹介

最初に聞かれることと言えば自己紹介か志望動機でしょう。自己紹介では応募者がどんな人か知ってもらうために1分以内で簡潔に説明します。

・話が長くないか?
・話し方に問題はないか?
・どんな人柄なのか?
・アイコンタクトできているか?

などが見られています。

質問例
「30秒で自己紹介をしてください。」

回答例
〇〇大学経済学部4年の〇〇です。
大学では開発経済学を専攻しており、卒業論文では、観光業が発展途上国に与える影響ついて研究しています。
趣味は旅行で、月に一回程度一人もしくは友人と旅行をしています。その時に毎回宿泊するホテルの歴史や施設の特徴について調べ、宿泊時にホテルに滞在している時間を最大限楽しむことが好きです。
本日は、このような貴重な時間を頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

王道フォーム
(1)所属・名前
(2)大学で学ぶ内容を簡潔に紹介
(3)趣味or頑張っていることを一つ紹介
(4)内容を掘り下げる
(5)感謝の言葉

気を付けるポイント
・(4),(5)の質問はあなたの印象を決定する大切な内容です。
・(4),(5)はその後の質問で掘り下げられる可能性が高いので詳しく話せるよう準備しましょう。

2.志望動機

次に志望動機です。これは事前に考えてきている場合がほとんどなので詰まることなく話せるのではないでしょうか。

仕事観がホテルの方針とマッチしているか?
・希望の職種に適しているか?
・本当にこのホテルに就職したいのか?

などが見られています。

質問例
「なぜ弊社を志望しましたか?」

回答例
「私が貴社を志望した理由は観光事業をより活発にすることで地域の発展に貢献したいと考えたからです。
私は小さい頃から旅行が好きで、中でもホテルという非日常を体験できる空間にとても憧れを持ちました。その中で、私も非日常の空間を提供し、お客様に満足して頂けるような存在になりたいと強く考えるようになり、ホテル業界を志望しました。
特に、貴社の「地域に貢献する」という理念に共感し、ホテルというサービスを通して地域に貢献できる機会が多い環境で働きたいと考え貴社を志望しました。
大学で培った、語学力、小さなことでも見落とさない観察力そして自らが成長できる貴社の環境を通して貴社のさらなる発展のために努力いたします。」

王道フォーム
(1)なぜ志望するのか一言で
(2)具体的な志望動機
(3)(2)を納得してもらうための理由(具体的なエピソード)
(4)採用後どう貢献できるか

気を付けるポイント
・自己分析、企業研究の質で評価大きく左右される質問です
・(3),(4)ではホテルの求める人物像やホテルの取り組みを挙げるとGOOD
・接客、ホテル業界を選んだ理由などを問われたらこの問いで考えた事をもとに説明しましょう

志望動機の書き方詳細はこの記事をチェック!

3.学生時代頑張ったこと(ガクチカ)

この質問は悩む学生が非常に多い質問です。

しかし、この質問では凄い活動を紹介するのが目的ではありません。「あなたがこれまで乗り越えた困難を1つ教えてください」と聞かれているのと同じです。

これまでの人生での学校生活、アルバイト、サークルで最も困難だったエピソードを思い出してみましょう。悩んだ時こそ面接官がなぜその質問をしているのか冷静に考え、それに対する答えを考えることを第一に考えましょう。

・あなたの性格、人柄、考え
・どのようにして困難を乗り越えたのか?
・長く続けられるか?

などが見られています。

質問例
「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」

回答例
私の強みは計画性です。大学1年生の時、当時苦手だった英語の能力を伸ばし、将来の選択肢を増やしたいと考え、英語の資格を取得することを目指しました。しかし、授業が週18コマあったことや、アルバイトとの兼ね合いから、資格試験対策に充てることができる時間は非常に限られ、効率的な学習が必須でした。
そこで、資格試験の難易度や日程を考慮し、試験合格と今の自分との距離を明らかにしたうえで、1日ごとの勉強計画や1週間、1か月単位での目標を立て、学習計画を徹底的に管理しました。その結果、ゼミやアルバイトと両立しながらも、英語の資格試験に合格することができました。
その後、学生生活を通して様々な試験や活動でも目標を立て、計画的に物事を進められるようになり、同じ時間あたりにできることが増えました。この計画力を生かし、ホテル業界においても難しい業務に着実かつ効率的に取り組み、貴社に貢献したいと考えています。

王道フォーム
(1)強みを一言で
(2)乗り越えた出来事の課題
(3)解決方法
(4)結果
(5)出来事を通した学び

気を付けること
・内容に矛盾は厳禁
・強みではなく、出来事とそこからの学びにフォーカス
・長期的なエピソードがGOOD
・文章ができたら一度面接官の気持ちになって違和感がないか確認
・嘘は厳禁、話を盛る際は決して違和感がないように

4.長所・短所

この質問もよく聞かれます。この質問も事前に自己分析を行い、企業が求める人物像に沿って、短所の対応や長所の生かし方をまとめて、簡潔に話せるようになりましょう。

・適切に自己分析できているか?
・人柄の観点からホテルとの相性が良いか?

などが見られています。

質問例
「ご自身の長所と短所を教えてください。」

回答例
「私の長所は計画性がある所です。大学1年のころ、ホテル業界でより活躍するため、ゼミ、アルバイトがある中で英語の資格の取得を目指しました。
しかし、勉強に充てられる時間が限られていたことから、資格試験の難易度、日時から逆算してゼミやアルバイトの隙間で1日ごとに何をするか、1週間でどのレベルに到達するかを徹底的に計画し、計画通りに学習を進めました。
その結果、ゼミ、アルバイトと両立しながら資格試験に合格することができました。この計画性を生かし、ホテリエとして仕事を進めることで、御社に貢献したいと考えております。」

王道フォーム
(1)長所or短所を一つ紹介
(2)長所を生かせた、実感したエピソード(課題・出来事)を一つ紹介
(3)エピソードを踏まえた成果・改善策

気を付けるポイント
・長所はホテルの求める人物像と離れすぎていないか確認しましょう
・短所は社会人としておかしいものではないか確認しましょう
・エピソードについて深堀されても答えられる準備をしましょう

5.アルバイトの経験・前職の経験について

アルバイトや前職での経験は、面接においてあなたの実務スキルやチームでの協調性を示す重要なポイントです。ホテル業界は特に接客業務が中心となるため、過去のアルバイトや仕事での接客経験やお客様への対応力が評価されやすい傾向にあります。これまでに培った経験を、自分がホテルでどのように活かせるかを具体的に説明し、面接官に自信を持ってアピールしましょう。

質問例
「これまでのアルバイトや前職での経験を教えてください。」

回答例
「私は前職でコンビニエンスストアのスタッフとして勤務していました。主にレジ対応や商品管理を担当しており、お客様のニーズに迅速かつ丁寧に応えることを心がけていました。特に忙しい時間帯には、効率的に業務を進めながらも、一人一人のお客様にしっかりと対応することが求められました。
また、チームでの協力が重要な場面も多く、他のスタッフとのコミュニケーションを大切にしながら、円滑に業務を進めることに注力しました。お客様に『ありがとう』と言っていただける瞬間が、私にとって一番やりがいを感じる場面でした。」

気を付けるポイント

  • 自分が具体的にどのような業務を行っていたかを簡潔に説明しましょう。
  • アルバイトや前職で学んだことが、ホテル業界でどのように役立つかを示すことが重要です。
  • 忙しい状況でも冷静に対応できる能力や、チームでの協力体制がホテル業界で求められるスキルに通じることを強調しましょう。

6.ホテルでどのように働きたいですか、〇年後どうありたいか

この質問では採用された場合、どのようなキャリアプランを考えているのかを話します。具体的な年数やどの部分をどう成長させたいかなどを話します。

・しっかりと自己分析できているか?
・成長したいという意思があるか?
・ホテルに馴染める人か?

等が見られています。

質問例
「当ホテルでどのような働き方をしたいですか?また、5年後の自分をどうイメージしていますか?」

回答例
「貴社がこれまで築き上げたホテリエのノウハウを吸収し、いずれはバトラーとして世界の要人にお仕えできるように技術を磨いていきたいです。
学生時代に学んだコミュニケーション力、語学力、状況判断能力を生かしつつ、多くのお客様から信頼されるようなホテリエになりたいと考えています。」

王道フォーム
(1)あなたの将来の姿
(2)(1)に近づくためにどうしたいか

気を付けるポイント
・将来の姿を考えるのは就職、転職活動を行う際に必須です
・文章がどうしても抽象的になってしまうので、具体的な説明が求められることも予想しておきましょう。

7.なにか質問はありますか?(逆質問)

逆質問とは

逆質問は、面接の最後に面接官から聞かれることが多い重要な質問です。この質問に対して、何か聞きたいことがある場合は、1〜2問程度を事前に準備しておくことをお勧めします。逆質問では、ホテル業界や具体的な仕事内容、働く環境について詳しく聞くことで、自分の意欲や興味をアピールできます。

質問例
「御社でのキャリアパスについて、どのようなサポート体制があるのか教えていただけますか?」

回答例
「貴社でのキャリアパスに関心があります。例えば、入社後にどのようなスキルアップの機会や研修制度があるかを教えていただけますか?また、将来的にどのような役職やポジションを目指せるのかについてもお伺いしたいです。」

逆質問の種類

  1. 社員にフォーカスした質問
    • 「このホテルで働く中で、最もやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?」
  2. 入社後の姿に関する質問
    • 「新入社員として、最初の半年間で期待されることは何ですか?」
  3. 会社の業務内容にフォーカスした質問
    • 「貴社が今後力を入れたいと考えている事業領域はありますか?」

気を付けるポイント

  • 質問は1〜2つ程度に絞り、面接官に対する敬意を示しつつ、自分の興味関心をアピールしましょう。
  • 質問内容は、あらかじめホテルや業界について調べた上で、企業の方針や価値観に関連した内容を考えると効果的です。
  • 「特に質問はありません」と答えることは、意欲が低い印象を与えるため避けましょう。

外資系ホテルならではの質問

日系のホテルであれば面接での一般的な質問で終わることがほとんどですが、外資系ホテルでは面白い質問が飛んでくることがあります。その一例を簡単にご紹介します。

8.なぜ私たちはあなたを採用するのですか

これはホテルが面接者を採用した場合、そのホテルにどんなメリットがあるのか?ということを問うています。かなり難しい質問ですよね。

これは志望動機と長所・短所の質問を合わせたものです。

・会社の事業内容を詳しく調べられているか?
・適切な自己分析ができているか?

が見られています。

王道フォーム
(1)自分の長所を一つ上げる
(2)それを生かしホテルに貢献できることを一つ上げる
(3)主張を補強するエピソードを一つ話す(事実、課題、解決策、結果の順番)
(4)貢献できることをもう一度主張

9.人からどんな人だといわれるか

これは長所短所を教えてくださいという質問の派生版といえるでしょう。長所短所を理解したうえで、あなたはどんな性格なのかを簡潔に伝えます。

王道フォーム
(1)あなたの性格を一つ紹介
(2)言われた人とのエピソードを一つ紹介(課題・出来事)を一つ紹介
(3)エピソードを踏まえた成果・改善策

10.これまでの接客経験の中で最も対応に困った経験は何?どのようにして対処したのか?

ホテルやアルバイトで接客をしたことがあると答えた場合に聞かれることがあります。これはエピソードを一つ選んで簡潔に話し、そこからどういう学びを得たのかを答える質問です。

事前に接客での印象的なエピソードをいくつか思い返しているとしっかりとした答えを言えるでしょう。

面接でよく聞かれる質問(アルバイト編)

アルバイトの面接では、すぐに現場で活躍できるか、長期間働けるかが重要な評価ポイントとなります。面接官は、応募者のシフト対応力や、これまでのアルバイト経験からどのようなスキルを得たかに注目しています。ここでは、アルバイト面接でよく聞かれる質問例とその回答例を紹介します。各質問には、働く意欲や具体的な経験を伝え、面接官に強い印象を与えましょう。

1.自己紹介

質問例
簡単に自己紹介をお願いします。」

回答例
「○○大学の○○です。飲食店でのアルバイト経験があり、お客様と接することが好きです。特に忙しい時間帯でも、お客様一人一人に丁寧に対応することを大切にしており、これまで多くのお客様から感謝の言葉をいただいてきました。今後も接客スキルを磨き、ホテル業界でお客様に喜ばれるサービスを提供したいと考えています。」

気を付けるポイント:自己紹介では、応募者の人柄や接客への姿勢をアピールしましょう。特に具体的なエピソードを交えて話すことで、信頼感を高められます。

2.志望動機

質問例
「なぜ当店を志望しましたか?」

回答例
「御社の提供するサービスに魅力を感じ、私もお客様に素晴らしい体験を提供したいと考えたためです。アルバイト経験を通して培った接客スキルを活かし、御社のブランド価値に貢献したいと考えています。」

気を付けるポイント:志望動機は、その企業や店舗に特化した理由を具体的に伝えることで、説得力を持たせましょう。

3.どのくらいシフトに入れるか

質問例
「週にどのくらい働けますか?」

回答例
「週4〜5日、午後のシフトであれば対応可能です。また、繁忙期や特別なイベントの際も柔軟に対応できるようにしたいと考えています。」

気を付けるポイント:シフトの柔軟性をアピールすることは、面接官にとってプラス評価につながりやすいです。特に繁忙期に対応できることを伝えられると良いです。

4.どのくらいの期間働けるか

質問例
「どれくらいの期間働けますか?」

回答例
「1年以上働ける予定です。学業と両立しながら、長期間安定してシフトに入れるように心がけたいです。」

気を付けるポイント:長期的に働けることを強調し、採用後も安定して勤務できることを示しましょう。

5.長期休暇も働けるか

質問例
「長期休暇も働けますか?」

回答例
「はい、特に年末年始やゴールデンウィークも出勤可能です。長期休暇はシフトが多くなることを見越して、事前に調整を行います。」

気を付けるポイント:長期休暇中に働けることを伝えると、繁忙期に対応できる人材として評価されやすいです。

6.過去のアルバイト経験

質問例
「これまでのアルバイト経験を教えてください。」

回答例
「飲食店での接客とレジ業務を担当していました。お客様への丁寧な対応を心がけ、チームとも協力しながら働いていました。特に忙しい時間帯でも冷静に対応し、トラブルがあっても迅速に解決する力を身につけました。」

気を付けるポイント:アルバイト経験は、具体的な仕事内容や、そこで学んだスキルをホテル業界にどう活かすかを意識して伝えましょう。

面接で会社の雰囲気が分かるかも??

ホテル側が面接を通じて皆さんの人柄や仕事観を知れるように、面接を受ける側も面接を通して一部ではありますがホテリエの雰囲気や働く環境を探ることができます。

ここで大事なのが、もしかしたら志望するホテルの労働環境が事前に伝えられていたものより悪い可能性があるということです。

・サイト書かれているに労働条件があいまいで逆質問で聞いても曖昧な答えが返ってくる
・その場で内定が決定し、早急な入社を求められる
・自分の人柄や価値観を探るような質問がほとんど来ない

以上のような特徴がみられた場合はもう一度そのホテルを調べ直してみると良いかもしれません。十分注意しましょう。

まとめ

今回はホテル業界の面接を受ける方へ面接時に気を付けてほしいことや想定される質問と例文、文章の内容についてお話しました。面接はどれだけ業界やそのホテルについて詳しく調べ、準備をしてきたかで結果が大きく変わります。早めの準備を心掛けましょう!

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