ホテル業界の転職や就活に語学の資格は必要?有効な資格や対策方法を解説

昨今インバウンドの需要が増加し、街中で英語が聞かれることが多くなりました。

もちろんその分ホテルでも英語等の外国語で接客する必要が出てきます。

そこで、今回はホテル業界への就職を目指す方がよく心配される「英語などの語学の資格は必要なの?」という疑問に対して詳しくお話していきます。

目的
ホテリエになるために勉強した方がよい英語の分野や必要性を理解する

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ホテル業界に語学の資格は必要?

結論から言うと語学の資格は無くてもいいです。

もちろん語学力を高めてより多くのゲストの接客ができるに越したことはありませんが、ホテル業界で働く人「ホテリエ」としての経験を積む中で培うことができる場合がほとんどです。

しかし、あなたが外国語を話せるということを志望するホテルにアピールしたい場合や特別に一定の語学力を求められている場合は、相当する語学力がある証明をするために資格を取得しなければいけない場合もあります。

志望ホテルがどのような人材を求めているかを確認してみましょう。

・英語に抵抗の無い方
・日常会話レベルの英会話ができる方
・英語(ビジネスレベル)ができる方

募集要項にこのような表示がある場合は語学の資格を持っていると有利になることは明らかです。

リスニングとスピーキングは特に重要

ではどの程度の語学力(本記事では英語にフォーカスします)を目指せばいいのでしょうか?ホテル業界で語学力、特に英語力を求められるのは接客にあたるホテリエです。

この場合に必要な英語力というのは、「リスニング、スピーキング」です。

ひとつ前の項でも話した通り、求められているのは英語ができるか?というより英会話ができるか?です。ですから、資格の種類を選ぶ際はこれらが入っている試験を選ぶことをお勧めします。

以下に例示しておきますので参考にしてください。

・英語能力技能検定(2級程度)
・TOEIC L&R(600程度),S&W(250程度)
※CEFRレベルB1相当

東大生が教える英語試験の対策方法

ここまでで英語の資格取得を目指す場合、どの資格を目指すべきかについてお話しました。

ここからは筆者(東大生)がおススメする試験対策方法をご紹介します!

今回はCEFRB1相当の英検やTOEICに使える勉強法です。

せっかく時間をかけて勉強しても結果につながらない場合もありますので必ず確認してください!
紹介の際は私が実際にしていた対策法(TOEIC L&R)も紹介します!参考にしていただけたら幸いです!

1.過去問を解いてみる

まず、あなたの目指す級のテストを実際に解いてみて現状何割程度取れるか見てみましょう。英検やTOEICは過去問題集や公式問題集で過去問に該当するものを手に入れることができます。

最初に自分のレベルを把握し、足りないレベルに応じた対策を考えましょう。

<筆者は…>
公式問題集(2回分のテストが入っている)を購入し、1度解いてみる。

2.単語の補強をする

過去問を解いてみたときに、単語がどれだけ分からなかったかを確認するようにしましょう。どれほど文法や問題形式に慣れていたとしても単語が分からなければ手も足も出ないはずです。

単語が分からないのは致命傷なので、単語帳をやりこみ、十分な単語力を手に入れましょう。熟語も同じ要領で吸収します。

<筆者は…>
公式問題集を解いたところ、全体の出来は5割程度でパート2と5があまりできなかった。
このうち、パート5(一文の英文内での空欄補充)で知らない単語が多く見られたので、単語帳「金のセンテンス」を購入し、全体の7割程度まで単語を暗記。それ以降は暗記しても点数の伸びが無かったので暗記を中断し、演習に移った。

3.過去問、公式問題集と文法書の往復

単語力を付けたら後は永遠に問題集を周回するのみです。ただし、ここで分からない文法が出てくると思います。そんなときは文法書を調べて関連の文法も合わせて理解しましょう。

よく文法書をすべてやってから問題集に取り掛かる方がおられますが、これは非常に効率が悪いだけでなく、忘れてしまうので絶対にやめましょう。

このように問題集を解く→分からないところ・間違えた所を文法書で確認を何十周もした先に合格が待っています。

<筆者は…>
公式問題集を見ても分からない単語がほとんど出てこなくなったので演習し、間違えるたびに文法書を見て、そのセクションをすべて確認し、関連の慣用句なども暗記。3周程度で分からない文法はなくなった。

4.自分風にアレンジする

おススメしたい勉強法は1~3ですが、そっくりそのままの方法があなたに合うとは限りません。周回しているうちにこうしたほうがいいんじゃないのか?と感じることがあるかもしれません。

そんな時は自分風に勉強法をアレンジしてみましょう!
あなたに最も合う効率的な勉強法に近づきます!

<筆者>
その後、公式問題集を10周し、リーディングセクションは自信を持てるまでできるようになったが、リスニングで一部聞き取りに不安が残る場所があったので、解決方法を調べたところ、1.5倍速で聞くとリスニング力が向上らしいので以降リスニングは1.5倍速で見て、原稿を見ての繰り返しをして、弱点を克服した(不安点を中心に勉強法のアレンジを行う)。

5.試験合格(点数アップ)

英検やTOEICは良くも悪くも傾向が変わりません。そのため、1~4をひたすら周回し、演習を重ねることで確実に合格に近づきます。

一般的な対策期間は2か月程度です。少しの期間の辛抱ですが、合格目指してがんばってください!

<筆者は…>
最終的に公式問題集を20周、リスニング音源は50周聞きました。その本に書いてあるすべての文字を暗記する勢いで勉強しました。結局使った本は単語帳、公式問題集、文法書の3冊でした。

なぜ語学力が必要なのか?

では次になぜ語学力が必要なのかをお話します。英語の勉強をするとなると何から手を付けていいかわからない場合がほとんどです。

そのため、目的や目標を明確にすることであなたがどのような順序で英語力を向上させていくかのロードマップを考えやすくします。

語学力が必要な理由はずばり

「語学力の有無で見える世界が違いすぎる」からです。

もっと具体的に言うとあなたのホテリエとしての市場価値が上がり、あなたを必要とする人が増えるからです。特に英語が話せない方が多い日本においては英語が話せると出番を求められる機会が増えますし、働ける場所も格段に増えます。

この状態を上手く使うことで昇給やより良い待遇を得ることができます。自らの価値を上げるためには自ら努力することが最速ルートなのです。

語学力はツールでしかない

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まとめ

今回はなぜ英語が必要なのか?英語のどの要素が必要なのか?筆者が教える対策方法を紹介しました。英会話はとにかく実践経験を積み、コツコツ練習をすることが最重要です。

・必要な語学力はどのくらいか?
・なぜ自分に語学力が必要と感じたのか?
・語学力を生かしてどうしたいか?

これらを明確にして今後の目標を設定することで、目指すホテリエに向けた第一歩を踏み出しましょう!