記事の目的
ホテリエとして目指す姿を明確にし、充実した内容の履歴書を作ることができる
ホテルは「一緒に働きたい!」と思えるような人を探している
ホテルにとってはエントリーシートに書かれている学歴や趣味、特技なども見はしますが、最も重視しているのは人柄です。つまり、「この人と一緒に仕事をしたい!」と感じてもらえるかが合否を分けることとなります。ホテル業界に就職している人は
・協調性がある人(ホテル運営はチームプレイ!)
・語学力がある人(英語で接客できたら重宝される!)
・接客が好きな人(ゲストと親しくなれる!)
・観察力がある人(ホテルのイメージアップ!)
これらのいずれかである事が多いです。
自らが志望するホテルへの就職を強く希望し、仕事に対する姿勢や人柄もそのホテルの求める人物像に合っていることを経験をもとに履歴書を通してアピールすることが必要です。
履歴書を書くときのQ&A【5選】
履歴書では皆さんのなりたい職種に応じて内容が変わることになります。
履歴書を書く前にもう一度どのような仕事内容なのか?自分の目指すホテリエがどんな姿なのか?しっかり把握しましょう。
Q1.履歴書はどうやって書けばいい?
現在ほとんどのホテルでは履歴書をネットで提出します。
ただし、一部手書きでの提出を求められる場合があります。履歴書はインターネット上でダウンロードできる履歴書(WORD,EXCEL)を、手書きの場合はプリントアウトするか100均等で履歴書を購入して書く方法があります。
手書きで履歴書を書くときは消えない黒ボールペンで丁寧に書きましょう。この時、修正テープの使用は厳禁です。書き間違えたときは新しい紙に書き直しましょう。
Q2.志望動機はどのように書けばいい?
履歴書を書くにあたって最初にあたる壁として、志望動機の書き方を挙げる人は多いのではないでしょうか?
志望動機は面接時に最も重要視され、話のネタになる重要な項目です。しかし、恐れることはありません。説得力ある志望動機には説得力を持つ理由があります。
なぜこの項目があるのか理解したうえで、フォーマットを意識して書けば、何の問題もなく説得力ある「受かる」志望動機が書けますので早速実践してみましょう。
志望動機で見られていること
・仕事観がホテルの方針とマッチしているか?
・希望の職種に適しているか?
・本当にこのホテルに就職したいのか?
志望動機を聞く目的を理解したところでフォーマットを確認しましょう。必要な内容を考え組み立てるだけです。4ステップ!
志望動機フォーマット
- なぜ志望するのか一言で表す
- 具体的な志望動機
- (2)を納得してもらうための理由(具体的なエピソード)
- 採用後の意気込み
の順番で書くのがお勧めです。
Q3.これと言って趣味や特技がありません…
こちらもよく聞かれるポイントです。「趣味や特技」と書かれていて特技を書かずに趣味だけ書くというには良くありません。
趣味は合っても特技が分からないという方が多いかと思いますので、今回は趣味特技を聞く目的と特技の見つけ方を紹介してみようと思います。
①趣味・特技を聞く目的
・あなたの人柄を知りたい
・あなたがホテルにマッチするか知りたい
・どんな事に興味や関心があるか知りたい
これらを目的として趣味・特技を聞いているので悪印象を持たれない事(飲酒やパチンコ等)でなければ何を書いてもOKで、面接時にその理由や好きになったきっかけ等をすことができれば全く問題ないのです。
目的を理解したところで特技の見つけ方をご紹介します!
②特技の見つけ方
特技(や趣味)が見つからない…という場合は以下を実践して一度自分を振り返ってみましょう
・これまでの人生(中学生、高校生の時)で活躍したこと、頑張ったこと、得意だったことを思い出してみる
→足が速い、集中力があるetc
・自分の好きなことは何か分析してみる
→旅行、ランニング、カラオケetc
・周りの人に聞いてみる
→すぐに仲良くなれる、意見をまとめるのが上手い etc
・履歴書によく書かれる趣味・特技を調べ、そこから選ぶ
ここで趣味特技の片方が見つかれば、もう片方はそれに関連することを書くと良いでしょう。
この時、趣味・特技が志望動機や自己PRの内容を補完する内容だと読み手はあなたに興味を抱きやすくなり「この人と話してみたい」と考えるようになるので意識してみましょう。
間違っても空欄はやめましょう!
Q4.履歴書の使いまわしはダメですか?
もちろんダメです。
ホテル業界であれば扱っている範囲が似ているので複数社受ける場合は使いまわしたくなりますが、お勧めできません。仮に履歴書が通ったとしても面接であなたを苦しめることになります。
具体的にいうと、志望動機や自己PRについて聞かれた時に、そのホテルの求める人物像や特徴に沿っていないとホテルの求める人柄を備えていないと判断され落とされてしまいます。
志望するホテルについて調べ、なぜそのホテルなのか?を明確にしたうえでホテルごとに志望動機を書きましょう。
Q5.自己PRに何を書けばいいかわかりません
履歴書や面接で必ずと言っていいほど聞かれる項目です。
この質問も志望動機同様、なぜこの質問がされたのかを理解したうえで、内容を考え、フォーマット通りに組み立てるだけです。ただし、これらの内容をもとに面接を進めるため、詳しく深堀されてもしっかり答えられるようにエピソードなどに関しては詳しい内容やあなたの思考、行動を思い出しておきましょう。
自己PRで見られていること
・適切に自己分析できているか?
・人柄の観点からホテルとの相性が良いか?
自己PRの作り方(7ステップ)
1.あなたの長所を1つ見つける
3と同じ要領であなたの長所を1つ見つけてみましょう。
友達と話し、計画的という長所を自己PRすることにしました。
2.長所を生かせたエピソードを1つ挙げる
これから(1)で見つけた長所が生かせたエピソードを書きます。
まず、あなたがその長所が生かせた課題を考えましょう。凄いエピソードである必要はありません。長所を生かして乗り越えた苦労したエピソードを書きます。
私は計画性が最も発揮できたエピソードとして、学生時代にゼミ、アルバイト、資格の勉強を両立できた事を書くことにしました。
3.乗り越えた課題、壁を考える
(2)で考えたエピソードを通して乗り越えることができた課題、壁を書きます。
私はゼミ、アルバイトがある中で英語の資格の取得を目指す事を書きます。
4.長所を生かしてどのようにして課題を解決したかを考える
次にその課題をどのように解決したかを書きます。この時、長所を生かせていることを忘れずにアピールしましょう。
私は資格試験の難易度、日時から逆算してゼミやアルバイトの隙間で1日1日で何をするか、1週間でどのレベルまで勉強するかを徹底的に計画し、計画通りに学習を進めたことを書きます。
5.(4)の結果を考える
長所を生かして課題を解決した結果どのような成果が得られたのかを結果という形で考えます。
私はゼミ、アルバイトと両立しながら資格試験に合格できたことを書きます。
6.最後に書く意気込みを考える
ここでアピールする長所をつかってホテルに貢献できることを1言で表します。
例)この計画性を生かし、仕事を進めることで、御社に貢献したいと考えております。
7.(1),(3)~(6)をつなげる
私の長所は計画性がある所です。
大学1年のころ、ホテル業界でより活躍するため、ゼミ、アルバイトがある中で英語の資格の取得を目指しました。
しかし、勉強に充てられる時間が限られていたことから、資格試験の難易度、日時から逆算してゼミやアルバイトの隙間で1日ごとに何をするか、1週間でどのレベルに到達するかを徹底的に計画し、計画通りに学習を進めました。
その結果、ゼミ、アルバイトと両立しながら資格試験に合格することができました。
この計画性を生かし、ホテリエとして仕事を進めることで、御社に貢献したいと考えております。
満足のいく自己PRはかけましたか?このような手順でわかりやすくあなたのアピールポイントを示し、筋も通っている自己PRを書くことができます。
まとめ
今回はホテル業界を目指す方が履歴書を書くときに不安に思うことが多い5点について解決方法をお話しました。履歴書の作成は面接に進むために非常に重要なステップとなります。適切な自己分析を行い、「この人と話してみたい」と思ってもらえるような履歴書を作りましょう!