海と緑に抱かれた静かな高台に佇む、SOKI ATAMI─。

かつて湯治文化が根付き、人々が心身を癒してきた温泉地・熱海。その地に「本質的な温泉宿とは何か？」という問いから生まれたのが、SOKI ATAMIです。

SOKIとは「素の器」のこと。
飾り立てるのではなく、削ぎ落とす。
豪華さでも便利さでもない。

“あるがままの自分”に立ち返るための宿。
そういった意味がSOKIには込められています。

全室に備えた客室温泉、自然と調和した素材や空間、静岡の風土に根ざした食。
SOKI ATAMIに滞在するすべての瞬間が、静かに五感をほどいてくれます。

館内には、華美な演出はありません。

けれど、目に映る木の質感、手に触れる器の温もり、季節の食材が香る湯気、熱海湾から差し込む光と風……そのすべてが「無為自然」に、心を整えてくれます。

SOKI ATAMIが目指したのは、「泊まる」以上の体験です。

湯浴みや食事の場だけでなく、館内を巡る導線や建築そのものがひとつの物語となり、訪れる人の時間をゆるやかに変えていく。里庭に足を運べば、ハーブの香りや野菜の成長に気づくかもしれない。食事処では、静かに焼き上がる料理の音や香りに、ふと感情が揺れるかもしれない。そうした“気づき”を重ねることで、人はまた自然に近づいていける――SOKI ATAMIは、そんな宿です。

◆マニュアルに縛られない、想いで動ける現場
SOKI ATAMIの現場では、「何をしていい」「何をしてはいけない」という決まりよりも、「どんな体験をお客様に届けたいか？」が常に判断基準になります。

運営チームが自ら企画や改善案を考え、チームで形にしていく。過度な成長や利益より、目の前のお客様の体験を第一に考えられる環境です。

接客においても、「FRIENDLY & POLITE（親しみと丁寧さ）」が合言葉。
マニュアル通りではなく、自分の言葉で、自分のおもてなしで、お客様と自然な関係を築いていく。
心の通ったサービスが、SOKI ATAMIの日常です。

◆役職を越えて、個性が活きるチームカルチャー
支配人も新入社員も「〜さん」づけで呼び合い、誰もが意見を出せるフラットな組織。
年齢や立場ではなく、「何を考えているか」「どんな想いがあるか」を尊重する文化が根付いています。

「こんな企画をやってみたい」「この場所にもっと意味を持たせたい」
──そんな想いが、若手からも自然に出てくる現場です。

◆自分の個性や強みを“仕事”にできる
SOKI ATAMIでは、調理が得意なスタッフがイベントメニューの開発を行ったり、草花に詳しいスタッフが里庭の提案をしたりと、自分の特技をサービスに変えていけるチャンスがあります。

「こんなこと、自分にしかできないかも」そんな気づきが、役割になり、やりがいになっていく。

ホテル業界が未経験だったメンバーも多く活躍しているのは、この柔軟な発想を受け入れる土壌があるからこそです。

◆目指す“自分”に近づく成長機会
SOKI ATAMIでは、会社と個人が一緒に「なりたい姿」や「挑戦したいこと」を共有し、目標として設定する制度があります。

そこから業務内容を調整したり、希望すれば新規施設の立ち上げや運営改善に携わることも可能です。企画・実行までスピード感があり、やりたいことがすぐに“現実”になる環境があります。

また、強制的な異動はなく、自ら希望して他事業部や他施設で経験を積む選択もできます。

◆視野が広がる、多様な仲間と出会える
SOKI ATAMIには、ホテル運営だけでなく、建築設計やまちづくり、企画・広報など、異なる視点を持つ仲間が在籍しています。

施設のコンセプトや設計背景を企画担当から直接聞ける環境があり、ただ“運営するだけ”ではなく、「この場所を、自分もつくっている」という実感を持ちながら働くことができます。

◆キャリアの可能性を、自分で広げられる
23歳でマネージャーに抜擢された人、接客から企画職に転身した人、地方から東京の施設立ち上げに関わる人──SOKI ATAMIでは、年齢や経験にとらわれず、手を挙げれば道が開かれます。

その道は、「接客のプロフェッショナル」でも、「まちづくりに携わる」でも、「食文化を発信する」でもいい。
多様な選択肢が広がるのは、UDSというフィールドが「やりたいことを大切にする会社」だからです。

――働くことが、自分の人生を見つめる時間になる。

SOKI ATAMIは、ただの“職場”ではありません。
誰かの人生の一瞬に寄り添いながら、自分自身の人生も丁寧に見つめられる、そんな特別な場所です。

特別な場所で、あなたの個性と感性を存分に活かしてください。

SOKI ATAMIで働く仲間は、肩書や経験にとらわれず、“人としてどう向き合うか”を大切にできる人たちです。

接客のマニュアルは最小限。
型どおりのサービスよりも、「いま、このお客様のために自分は何ができるだろう？」と自然に考え、動ける人たちが集まっています。

それぞれが自分の得意や興味を活かしながら、時には宿の空間づくりにアイデアを出し、時には地域の人とのつながりを広げながら、SOKI ATAMIという場を一緒につくり上げていく。

たとえば、料理が好きな人が朝食の盛り付けに工夫をしたり、書道が得意なスタッフが館内掲示を手書きで彩ったり。そんな一人ひとりの個性が、宿の“余白”を満たしています。

“お客様の心地よさ”と同じくらい、“自分たちの心地よさ”も大切にする。
そんな、人と場所を大切に想える仲間たちが、SOKI ATAMIを支えています。

未経験の方も安心してください。
チームのなかには、ホテル業界が未経験だったメンバーも多くいます。
私たちと一緒に、“心地よさ”を追求していきましょう。

SOKI ATAMIは、訪れるすべての人の心と体がほっと緩むような、そんな「癒し」と「気づき」を届けたいと考えています。

そして今、さらなるサービス向上とチーム力の強化に向けて、新たな仲間をお迎えする時が来ました。

フロントでのお迎えから、レストランでのお食事、夜のひとときのご案内まで。
宿の時間は、ひとつながりの物語です。

だからこそ、私たちは“部分”ではなく“全体”でお客様をお迎えしたいと考えています。

フロント業務だけ、レストラン業務だけではなく、SOKI ATAMIそのものを「自分の舞台」として活躍してくださる方をお待ちしています。

今あるサービスを、より深く、より温かく。
新しい仲間とともに、この場所の魅力をさらに磨いていきたいと思っています。

SOKI ATAMIでの一日は、ただの業務の連続ではありません。
お客様の旅がより豊かになるよう、その“時間”を一緒に紡いでいく役割が、あなたにお願いしたいお仕事です。

たとえば、ある日の午後——

14時。チェックインに備えて、予約内容の確認と、お迎えの準備を整えます。お客様が最初に出会う「空気」を、丁寧に整える時間です。

茶寮の準備も並行して進めながら、静かな空間に季節の香りや温もりをしのばせます。

15時。お客様が到着し始めると、チェックインとご案内がスタート。ひと組ひと組に合わせた、心地よいおもてなしの言葉を選びながら、館内をご案内します。

夕暮れどきになると、舞台はレストランへ。
17時半からは、炭火焼を中心とした夕食のご提供。レストランホールでは、ライブ感ある調理とお客様の笑顔が交錯します。

ときにはゲストと交わす何気ない会話が、滞在の一番の思い出になることも。

夜は、バータイムのご案内や朝食の仕込みへと続いていきます。

「次の日の朝、どんな気分で目覚めていただけるだろう」
そんな想像力を働かせながら、ひとつずつ丁寧に準備を整えていきます。

今回募集しているのは、お客様がSOKI ATAMIで過ごす時間のはじまりから終わりまで、すべてに関わるそんなポジションです。

フロント業務とレストランホールの枠を超えて、“宿そのもの”を感じ、動かし、おもてなしを形にしていく——。

それが私たちのおもてなしスタッフの仕事です。

SOKI ATAMIでの日々は、ただの「仕事」ではありません。
たとえば、お客様との何気ないやりとりの中に、その日一番の“おもてなし”が生まれることもあります。

マニュアルにはない言葉や表情が、お客様の心をそっと温める——

そんな瞬間を、私たちは大切にしています。

だからこそ、私たちがご一緒したいのは、ポジションや職歴にとらわれず、自ら考え動くことを楽しめる方。

決まった形に縛られず、おもてなしを自由に発想し、目の前のゲストに寄り添える方。
自分のためだけでなく、チームや地域のことを思いやれる、そんなあたたかいまなざしを持つ方です。

そして何より、自分の「好き」や「やってみたい」を原動力にしながら、SOKI ATAMIという場所を一緒に育ててくれる方。

私たちは、熱海というまちの魅力を伝え、ゲストの特別な時間を演出するこの仕事に、誇りと楽しさを感じています。

「誰かの記憶に残る仕事をしたい」と思ったことがある方にとって、ここはきっと特別な場所になるはずです。あなたの想いと、私たちのフィールドが重なり合う日を、楽しみにしています。