新宿という大都会の中心にありながら、ふと足を踏み入れると、そこには時がゆるやかに流れる静寂の世界。
「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」は、“旅館とは何か”を見つめ直し、現代にふさわしいかたちで再編集した、都市型温泉旅館です。

訪れた人を最初に迎えるのは、石畳のアプローチや季節の香り漂う空間演出。
さらに奥へと進めば、箱根の源泉を運んだ露天風呂があり、新宿の夜景を眺めながら湯浴みを愉しむという、贅沢なひとときが待っています。

客室は、靴を脱いで素足で過ごす日本の生活文化を取り入れ、低く設えられた家具や窓の位置にまで“心地よさ”が計算された設計に。
目指したのは、ただ泊まる場所ではなく、都市にいながらも四季のうつろいや和の美意識を五感で体験できる、滞在そのものが旅になる場所です。

そしてレストランでは、東京に集まる旬の食材を、鉄板料理や天ぷらなど日本らしい技法でご提供。
“旅館で過ごす時間”に、都会ならではの洗練された味覚の愉しみを添えています。

フロント業務にとどまらず、イベント企画や宿泊プランの立案、SNS運用、館内の室礼（しつらえ）づくりまで――
あなたの「やってみたい」が、旅館の新しい魅力につながっていく。

由縁では、年齢や役職に関係なく意見が交わされ、スタッフ一人ひとりの得意や関心が、旅館づくりの一部として尊重される風土があります。
たとえば、あるスタッフが地域の季節行事をきっかけに「館内でも季節を感じてもらいたい」と提案した企画が実現し、ゲストの記憶に残るおもてなしになったことも。

さらに、旅館でありながら、地域とのつながりを育むことも大切にしています。
夏には町内の神輿を担ぎ、元旦にはスタッフで獅子舞を披露。
地域に根ざしながら、「この旅館があってよかった」と言われる存在を、スタッフ全員でつくり上げています。

ここで過ごす毎日が、旅館の“価値”を育てる日々になる。
あなたの手で、誰かの記憶に残る「旅の物語」を紡いでみませんか？

20〜30代を中心とした、多彩なバックグラウンドを持つスタッフが在籍。
接客、予約管理、企画業務などそれぞれの得意分野を活かしながら横断的に協力し合う、チーム力のある職場です。

社員もアルバイトも関係なく、お互いを尊重し、前向きに支え合える関係性が根付いているのが、何よりの魅力です。

おかげさまで国内外から多くのお客様にご利用いただく中で、
より質の高いおもてなしを実現するための体制強化を目的に、フロントスタッフを増員募集いたします。

お任せするのは、単なる“フロント業務”ではありません。
一人のお客様が「また来たい」と感じるまでの体験全体を、あなたの手でつくっていく――そんな役割です。

まずは、旅の始まりと終わりを心地よく迎えるチェックイン・チェックアウトの対応。
メールや電話でのお問い合わせへの丁寧な受け答え、口コミへの返信や観光案内を通して、その土地の思い出作りをそっとサポートするのも、大切なお仕事です。

また、由縁ならではの特徴として、イベントや宿泊プランの企画にもスタッフのアイデアが反映されます。
「次の季節はどんな室礼にしようか」「地域の○○とコラボできないかな」そんなふうに、日常の気づきやひらめきが、旅館の魅力づくりに活かされていきます。

さらに、SNSや予約サイトの運用、館内の装飾（室礼）の提案、設備管理、数字分析（売上・稼働率の管理）など、運営全体に関わる業務にも挑戦可能です。
得意なこと・やってみたいことに応じて、業務の幅を少しずつ広げていくことができます。

つまりこの仕事は、お客様の笑顔を直接見る接客のやりがいと、裏方として「場」を支える誇りの両方を感じられるもの。
チームの一員として、“旅館の世界観”そのものを一緒に創り上げていける方をお待ちしています。

私たちは、“旅館という場を、チームで育てていく”ことを、心から楽しめる方をお迎えしたいと考えています。

たとえば、お客様の何気ない一言から、その人にぴったりの観光プランを即興でご提案したスタッフ。
あるいは、館内の室礼に季節の草花を添えることで、お客様の記憶に残る滞在を演出したスタッフ。
日々の中にある“気づき”を、おもてなしというカタチで表現できる人は、ここで確かに輝きます。

もちろん、経験やスキルよりも大切にしているのは、“人と接することが好き”という気持ち。
旅館や和の文化が好きな方、英語や語学力を活かしたい方も大歓迎です。

チームで助け合いながら、季節ごとのイベントや地域と連携した催しなど、新しいことにもどんどん挑戦できる環境です。
小さな工夫を積み重ねて、大きな感動につなげること。
それが、私たちの旅館の“育て方”です。

お客様にとって、そして私たち自身にとっても、忘れられない場所を一緒に育てていきませんか？